カープ末包 アーチスト弾道で定位置奪う 動作解析で理想の放物線追い求める

球場のコンコースを走り込む末包。左は林(撮影・立川洋一郎)
居残りでマシンを相手に打ち込む末包
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 広島・末包昇大外野手(26)が5日、西川、秋山、野間の外野陣からレギュラーを奪取することを誓った。みやざきフェニックス・リーグでは、9試合で打率・382、3本塁打、15打点と長打力を発揮。動作解析での分析を経て、打球に角度を付ける打法に取り組んで本塁打増を目指す。

 マツダスタジアムで行われた秋季練習。末包は居残り特打で打球を飛ばし続けた。

 フェニックス・リーグではチームトップの3本塁打、15打点と持ち前の長打力を発揮。プロ2年目へ向けて、アピールした。

 「長打をどれだけ打てるか。飛距離だったり、詰まっても外野を越えられるような打球を目指していきたい」

 宮崎では動作解析の第一人者である筑波大の川村卓准教授に分析してもらい「バットの入射角だったり、ボールに角度を付ける意識をしています」。今季は捉えたと思った打球がライナーになってフェンスを越えないことが何度もあった。理想はボールの中心から6ミリ下をたたき、入射角は19度。「分かんないですけど、意識だけは持ってやっていけたら」と理想の放物線を追い求める。

 その先にあるのは定位置獲得。西川、秋山、野間と高い壁が立ちはだかる。

 「やっぱりそこを倒さないと、その面々を抜いてレギュラーを取りたい」

 3人はいずれも左打ちの巧打者。右の長距離砲が割って入れば打線に厚みも出る。

 自身と同じタイプの新井監督が就任。「監督に教えていただきながら、同じような2000安打だったり、本塁打王だったりを取れるような選手になりたい」と弟子入りも志願した。すべてを吸収し、外野の一角に割り込む。

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