広島・マクブルーム 全身全霊「できること出し切る」直近3戦6割超!攻撃のキーマン

 広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が19日、CS進出に向けて完全燃焼する決意を示した。阪神と同率3位のチームは、残り6試合。5位・巨人にはゲーム差なしに迫られ、3チームの争いはし烈を極める。主砲は直近3試合で打率6割超え。上昇気配を漂わせる4番が、Aクラス入りへ打線をけん引する。

 たどり着きたい目的地がある。そこに足を踏み入れるためには、最後の力を振り絞るだけ。大混戦のAクラス争いを抜け出すべく、マクブルームは熱い思いを明かした。「自分ができることを全て出し切って、チームの勝利に貢献したい」。全身全霊をささげ、勝ち続けることに闘志を燃やした。

 台風14号接近に伴い18、19日の中日戦(マツダ)は中止。20日の同戦はもちろん、21、23日の阪神戦はCS出場には落とせない天王山になる。阪神と同率3位、そして5位・巨人とはゲーム差なしとなった大混戦。「自分としては勢いを消さないように。次の試合の準備をして、そういったものを試合に出していきたい」と気合を入れ直した。

 本人の言葉通り、直近の試合ではバットの勢いが増している。14日の阪神戦(甲子園)でスタメン復帰すると、いきなり3安打の固め打ち。16日からのDeNA2連戦も初戦に2安打、17日は16号2ランを含む3安打と攻撃陣をけん引した。ここ3試合は13打数8安打6打点で1本塁打。打率・615と、まさに上昇気流に乗っている。

 心強いデータも主砲の背中を押す。ともにCSを争う阪神とは今週2試合が予定されており、その第1ラウンドは21日。舞台となる甲子園では今季、打率・353、3本塁打と好相性を誇る。敵地の球場別では横浜スタジアムに次いで2番目に高い数字だ。

 好相性の要因は他球場と比べ「投手が少し遠くに見える」という感覚だと明かす。「球場の形なのか、マウンドなのか、黒土の影響なのかは分からない。投手が少し離れているように感じるということはある意味、ボールがよく見えているのかな」と分析した。

 目指すのは、4年ぶりのCS進出。重い扉をこじ開けるには、白星を積み上げるしかない。「チーム一丸となって、みんなでプレーオフに進出したい」とマクブルーム。残り6試合に全てを懸け、混戦を抜け出す。

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