広島・森下は7回1失点 中日戦連続無失点28イニングで止まる 懸命グラブトス実らず
「中日-広島」(8日、バンテリンドーム)
先発した広島・森下暢仁投手(25)が力投でチームを鼓舞した。7回7安打1失点で降板。先制点を献上したが、8奪三振で危なげなくアウトを重ねて最少失点で踏ん張った。
思わぬ形で先制されたのは0-0の四回。連打で無死二、三塁のピンチを招き、1死後に8番・土田との勝負を迎えた。カウント2-2からの5球目に土田がスクイズを敢行した。投前への打球に森下は素早く反応し、体を本塁へ投げ出すようにグラブトス。最後はダイビングして捕手・会沢にトスした。判定はアウトとなったところで中日・立浪監督がリクエストした。
しかし、このプレーにコリジョンルールが適用されて(記録は犠打野選)判定が覆り、中日が先制。試合前時点で、森下は中日戦で25イニング連続無失点中だった中、連続無失点が28でストップする形となった。
不運な形で先制されたが、五回以降は完璧な投球。8つの三振を奪って味方の反撃を待ち続けた。自己最多の11勝目は次戦に持ち越しとなったが、必死のフィールディングと投球を披露した。