カープ小園が決勝弾 松山続いたトドメ1号 指揮官「小園の一発、マツの2ラン大きい」
「ヤクルト2-5広島」(22日、神宮球場)
試合を決めたのは広島・小園海斗内野手(22)だ。同点の九回、先頭から相手守護神マクガフの1ボールから内角に沈む変化球を捉えると、右中間スタンドに飛び込む勝ち越し弾。自己最多に並ぶ5号となった。
「その前の打席で凡退していたので、フルスイングしてやろうと思っていた」
二回は無死一塁から二ゴロ併殺打。四回も得点圏に走者を置きながら、かえすことができなかった。悔しさをひと振りに込めた。
ヤクルトは、オフに自主トレを行った山田らもいる特別な相手。「自主トレも一緒ですし。かなり意識して“やってやろう”という気持ちです」と気持ちを込めていた。
ベテランも続いた。会沢四球のあと代打・松山竜平外野手(36)がマクガフに追い込まれながらも最後は低めの変化球を技で右翼スタンドまで運ぶ2ラン。自身昨年5月30日、ロッテ戦以来の一発でトドメを刺した。
「いやー久しぶり過ぎてわからなかったですね。正直、(出番を)まわしてくれ、まわしてくれって思っていた。結果で応えることができて良かった」
佐々岡監督も「相手もマクガフでしたからね。なかなか連打が難しい相手から小園の一発は大きいし、マツ(松山)の2ランも当然大きい」と絶賛。主砲マクブルームをコロナ禍で欠く中、3発での逆転勝利。秋山加入から12試合で13発。強力打線を武器にさらに上を目指す。



