カープ秋山 いざ本拠地マツダデビュー戦 「応援してくださる人がたくさんいる」

 広島・秋山翔吾外野手(34)が12日のDeNA戦でついに本拠地デビューする。西武時代の2018年以来、4年ぶりのマツダスタジアムでの公式戦。最後の出場試合では右中間に3ランを放っており、その再現が期待される。前カードの中日戦では攻守で秋山らしいプレーを披露。背番号『9』の躍動が広島で見られる。

 カープファンが待ちに待ったマツダスタジアムデビュー。秋山は「応援してくださる人がたくさんいるので、それに応えられるようにしたいです」と話した。

 移籍初出場となった8日からの中日3連戦。初戦の2打席目で初安打を適時打とするなどマルチ安打。9日は六回に死球でつなぎ2本塁打を誘発。移籍初勝利に貢献した。10日には1死一、三塁から右邪飛でスタートを切った三走をノーバウンド送球で刺す補殺をマーク。高い打撃技術だけでなく、ゴールデングラブ6度受賞の守備力も披露した。

 3試合で11打数2安打、打率・182、1打点。数字以上にその存在感がチームにもたらすものの大きさを感じさせた。

 いよいよ本拠地デビュー。印象を問われた入団会見では「やはり敵チームからすると、これだけ赤いチームカラーはかなり圧力を感じましたし、それがビジターで見るのと、ホームのチームの人間として入るのでは、また景色が変わるかなというふうに思います」と“赤の脅威”を口にしながら、味方にした時の心強さを実感する日を楽しみにした。

 西武時代にマツダスタジアムでは通算12試合で46打数9安打の打率・196、1本塁打、6打点と数字は良くない。だが、最後の出場となった18年5月31日の交流戦では鮮烈な印象を残している。

 『1番・センター』で出場し、二回に薮田から右中間へ8号3ランを放ち、一挙10得点のビッグイニングを演出。七回にも藤井皓(現ソフトバンク)から右前打を放っており、移籍後初本塁打や129度目となる猛打賞などにも期待がかかる。

 もう一つの注目は打席に入る際の登場曲。西武時代はザ・ブルーハーツの『人にやさしく』だったが、「決めているところもあります。今、言わなきゃだめですか?」と当日のお楽しみにした。

 0・5ゲーム差と迫ってきた4位・DeNAとの3連戦。背番号9がカギを握ることは間違いない。

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