広島・佐々岡監督、中村奨の転倒に「足がもつれたんだろうけど、なんとも言えない」
「広島3-3阪神」(23日、マツダスタジアム)
広島は延長十二回の末、今季3度目の引き分けに終わった。
同点の七回に代打・堂林の本塁打で勝ち越すが、1点リードの九回を守護神・栗林が守り切れず追いつかれた。
セットアッパーの森浦と守護神の栗林。どちらが投げても3連投になる状況だった。佐々岡真司監督は「2人のどっちかを展開によって休ませようと思っていました。勝ち越したんで」と栗林がプロ初の3連投となった理由を説明した。
栗林の3連投による影響については「そうは感じられなかった。最後のフォークも悪くはなかったと思うんですけど。きょうまでなんとか頑張ってもらうと思っていたので、2人のうち1人は」と話した。
延長十回からは矢崎、ターリー、藤井とつなぎ無失点。
「矢崎、ケムナ、ターリーにしろ、しっかりと引き分けに持ち込んだ。中継ぎがしっかり頑張ってくれた。最後(藤井)レイラは初めてああいうところで投げたと思うんですけど、次につながるいい投球をしたと思います」
リリーフ陣の踏ん張りを高評価した。
悔やまれるのは延長十回2死一塁から菊池涼の左翼線二塁打で代走・中村奨が本塁を狙ったが、三塁をまわったところで転倒してしまったところ。
「普通にいっとれば生還しとるかもしれないし、足がもつれたんだろうけどね。まあ、なんとも言えない。しっかり準備はしてたと思うけど」
再三、得点圏に走者を進めたが試合を決めることはできなかった。
「あと1本出ませんでしたけど、しっかり形というか、つないでつないではできていると思う。中継ぎがこういうゲームを締めたというのは、いい引き分けとして捉えて、また明日。大変な、昨日今日と(延長戦)。明日、移動試合で大変でしょうけど、ひと踏ん張りというところでしょうね」
24日からは横浜スタジアムに場所を移してDeNAとの3連戦を戦う。