広島・佐々岡監督「野球で元気を」 2年ぶり日南 コロナ禍吹き飛ばす!
広島の佐々岡真司監督(54)は31日、キャンプ地の宮崎県日南市に入った。コロナ禍で暗いニュースが続く世の中に野球で元気を与えることを誓った。
チーム内では新型コロナウイルスに感染した7選手がキャンプインができない状況。そんな中でも指揮官はミーティングで呼び掛けた。
「コロナ、コロナという世の中で本当に暗い話題ばっかり。その中でやっと野球が始まるというワクワク感がある。元気を与えるのがわれわれの仕事。優勝するんだという気持ちを全員が持って頑張っていこう!」
2年ぶりとなった日南キャンプ。1963年に初めてキャンプを開催して以来、60周年の節目。現役時代から汗を流してきた思い出の地に立てば、わき上がる思いもあった。
「ずっとお世話になった場所なのでやっぱり、気が引き締まる」
楽しみはたくさんある。ドラフト1位・黒原(関学大)、2位・森(三菱重工West)ら大学、社会人出身の5人が1軍メンバーに選ばれた。
「投手は特に先発、リリーフどちらになるかは分かりませんけど、期待できる。野手は右の大砲というところで、輪の中に入ってこれるか見てみたい」
2日から実戦形式の練習を採り入れる予定。激しい定位置争いでチーム全体の底上げも狙う。4年ぶりのVでコロナ禍を吹き飛ばす。



