広島・森下が巨人打線に3発被弾 石原慶幸氏「ウィーラーは防げた一発だった」
「広島2-3巨人」(4日、マツダスタジアム)
広島・森下が巨人打線に3発を浴びて今季3敗目を喫した。初回に坂本に先制弾、六回に丸に同点弾、そして七回にウィーラーに勝ち越し弾を許した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)はウィーラーの一発は「防げた一発だった」と指摘した。
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巨人に浴びた3本塁打の中で、広島バッテリーに最も悔いが残ったのが七回、先頭のウィーラーに打たれた一発だったと思う。打たれた球が初球だったからこそ防げる手だてがあったのではないか。
初球から勝負にいくのは決して間違いではない。ただ、あの場面で外国人選手に対して最も警戒しなければいけないのが一発だ。しかもウィーラーは打撃の状態が良く、初球からどんどん振ってくる打者でもある。そのことをバッテリー間でもっと強く意識付けできていれば防げていたのではないか。もったいない一発になった。
九回に登板した栗林はデビューからの連続無失点登板が日本記録に並んだ。マウンド上での立ち居振る舞いを見ても貫禄、自信を感じさせる。彼の素晴らしいところは修正能力の高さ。前の球が意図する球でなかった時の次の1球、あるいは前の登板で悪かったところを次の登板ではきっちり修正できている。これからもいろんな経験をすると思うが、心強いクローザーとしてチームに貢献していってくれるだろう。