クロン2戦連続無安打も…広島首脳陣は気にせず 新助っ人は日本野球に対応中
「練習試合、巨人0-0広島」(17日、沖縄セルラースタジアム)
広島の新助っ人ケビン・クロン内野手(27)が2試合連続で無安打に終わった。二回に四球を選んだものの、その後は2三振を喫するなど3打数無安打。前日のロッテ戦から7打席で安打なしだ。
四回無死一塁では中飛。六回は5球全てがカーブという変化球攻めで空振り三振に倒れた。九回は一転、直球を軸に組み立てられ見逃し三振を喫した。試合後、助っ人は悔しさを胸に、無言でバスに乗り込んだ。
快音はこの日もお預け。それでも首脳陣は結果に一喜一憂しない。迎打撃コーチは「投手に対してのタイミングや入り方を重要視してもらっている。とにかく結果を気にしないでほしいと伝えています」と説明した。
3番・鈴木誠、4番・クロンが構想の1つ。新助っ人の長打力が攻撃の幅を広げるのは間違いない。実戦感覚を取り戻しながら日本野球への対応力を磨いている段階。今後も数多く打席に送り出していく構えだ。
打線は、スタメン出場した若鯉の大盛やドラフト6位・矢野(亜大)が安打を放つもののつながりを欠き、2試合、18回連続ゼロ行進だ。「アピールしないといけない選手が出ているんだから、もうちょっとH(のランプ)がついてくれるとうれしい」と河田ヘッドコーチ。若手にさらなる奮起を求めた。



