広島・会沢 意地の7号ソロ 復帰後初の一発が唯一の得点に

 「巨人6-1広島」(14日、東京ドーム)

 手応えを感じながらダイヤモンドを一周した。0-1の二回2死。広島・会沢がカウント1-2から高橋のスライダーを捉え、左中間席の最前列へ突き刺す7号ソロ。「追い込まれていたので、何とか塁に出ようと思った。コンパクトに捉えることができた」と振り返った。

 本塁打は9月8日のヤクルト戦以来で、復帰後初でもある。同月10日の同戦でマスク越しにファウルを受け負傷交代。翌11日に出場選手登録を抹消され、27日に再登録された。待望の一発だった。

 13日に石原慶が今季限りでの現役引退を発表した。「何かを変えないといけないと思った」。17年からは護摩行にも同行した。ベテラン捕手から技術、考え方、チームの在り方など、授かったさまざまな金言は大きな財産だ。

 石原の背中を追い続け、その壁を越えて広島の正捕手になった。この日の黒星で6年ぶりとなる巨人戦負け越しが決まった。チームを第一に考える男にとって悔しさが胸中を支配した。

 五回2死では坂本のファウルが再びマスク越しに襲った。ヒヤリとする場面にもすぐさまマスクをかぶり直し、遠藤にサインを出した。若返る投手陣に加え、坂倉ら若手捕手の台頭もあったシーズン。残り試合でもチームの先頭に立ち、勝利を目指していく。

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