広島・ドラ1森下、大瀬良手本に次こそ初星 エースも「勝ちは付いてくる」と太鼓判!
広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=がプロ初登板から一夜明けた22日、エース・大瀬良大地投手(29)から「勝ちはこれから付いてくる」と太鼓判を押されたことを明かした。初登板初先発となった21日のDeNA戦(横浜スタジアム)では7回無失点と好投。初勝利は逃したが、上々のデビュー戦だった。開幕戦で完投したエースの投球を手本に、次回登板でプロ初勝利を目指す。
力強い一歩を踏み出した森下は、確かな自信を胸に刻んでいた。プロ初登板初先発から一夜明け「(反響は)けっこうありました。いろんな人が見てくれていたんだな、というのを感じた」と話した。
鮮烈なデビューだった。DeNA打線を相手に7回4安打無失点、8奪三振と文句なしの投球。九回に守護神・スコットがサヨナラ打を浴び、プロ初勝利は逃した。結果的に好投は報われなかったが、大瀬良からは「ナイスピッチング」と、たたえられ「『勝ちはこれから付いてくるから』と声を掛けてくれた」と背中を押してもらったという。
その大瀬良は19日の開幕戦で12球団最速の完投勝利。先輩の登板を見て「先頭打者への入り方、マウンドでの落ち着き、テンポ」の重要性を再確認した。「野手にもリズムがいくようなピッチングをされていた。そういうところは見習っていきたい」と自身も実践していきたい考えだ。
この日は都内の大田スタジアムで調整。次回登板は28日の中日戦(ナゴヤドーム)となる見通しだ。「そう簡単には勝ちが付かないのがプロ野球だなと、改めて思いました。しっかり準備して臨みたい」。今週こそ、節目の白星をつかんでみせる。