広島・高橋大“今永キラー”弾「左は嫌いじゃない」開幕スタメンへアピール成功

 「練習試合、阪神3-2広島」(2日、甲子園球場)

 与えられるチャンスが多くないからこそ、描いた放物線に価値がある。広島・高橋大樹外野手(26)が途中出場でソロ本塁打を放ち、開幕スタメンへ猛アピールした。

 六回の守備から出場し、先頭で迎えた八回の打席だ。1ボールから阪神5番手・高野のスライダーを捉え、左翼席へと運んだ。「1球で仕留められて良かった」と振り返った。

 左翼の開幕スタメンを長野、野間らと争う立場。19日の開幕戦の相手はDeNA、開幕投手は今永だ。高橋大は昨年6月28日に今永からプロ初本塁打を記録しており、単打を含めて昨季は5打数2安打だった。長野も今永には10打数4安打と好相性だが、高橋大は少ない対戦機会でインパクトのある一打を放っている。「左(投手)は嫌いじゃない」と不敵に笑い“今永キラー”としての存在価値を高めていく構えだ。

 仮に開幕スタメンから外れても、試合終盤の好機に代打として今永と対戦することは十分考えられる。オープン戦は17打数5安打2本塁打。対外試合から遠ざかっていた中での“一発回答”に、佐々岡監督も「しっかり一発を出せるというのは、(練習を)やってきた証拠だと思う」と高い評価を与えた。

 自身初の開幕1軍へ「チャンスは少ない。結果を出していきたい」。8年目を迎える26歳には、追い風が吹いている。

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