広島・高橋大1打席限定で長打 K・ジョンソン捉え「いろいろやってます」
広島の高橋大樹外野手(26)が26日、自身初の開幕1軍に向けて意欲を示した。この日はマツダスタジアムで行われた集合練習に参加。シート打撃ではK・ジョンソンから右越えの二塁打を放ち、存在感を発揮した。飛躍を目指す8年目は、自らの持ち味である積極打法を武器に生き残りに向けて猛アピールを続けていく。
並々ならぬ覚悟を持ってサバイバルレースに挑んでいる。高橋大は、打力向上に努めながら初の開幕1軍に向け鍛錬を積んでいる。
シート打撃ではK・ジョンソンと対戦した。1球目のボール球を見逃して迎えた2球目。外角高めの直球にきれいにバットを合わせた。打球は雨を切り裂きながらグングンと伸び、右翼手の頭を越える二塁打を放った。
23日のシート打撃では5打数無安打3三振という結果。それだけに「これまでは打てていなかったので…」と笑顔はなかったが、この日、1打席という限られたチャンスでしっかりと結果を残した。
春季キャンプでアピールに成功するとオープン戦は打率・294と好調を維持した。3月以降は、朝山打撃コーチからの熱血指導を受け、フォーム修正に取り組んだ。現在も「いろいろやっています」と理想の打法を追い求め、試行錯誤を続けている。
まずは右の代打としてベンチ入りを目指す8年目。6月19日の開幕に向けて今後も少ないチャンスの中で結果を出し続けなければならない。「(打席数が)少ない中でも結果を出せるように頑張ります」と言葉を紡いだ背番号50。さらなる飛躍に向け、地道にコツコツと歩みを進めていく。