広島ドラ1森下「結果残したい」 紅白戦間近!フルパワー宣言

 キャッチボールをして肩を慣らす森下(撮影・立川洋一郎)
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 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が18日、マツダスタジアムでの練習に参加し、実戦を意識した投球を心掛けながら、結果にこだわっていくことを誓った。活躍が期待される黄金ルーキーは最短6月19日の開幕に照準を合わせ、ギアを加速させていく。

 泰然自若とした態度で日々の練習に取り組んでいる。森下は社会情勢に翻弄(ほんろう)されることなく、着々と開幕に向けての準備を進めている。

 チームは広島県の緊急事態宣言解除に伴い、今後は全体での練習再開を視野に入れ、今月末には紅白戦を行う予定でいる。「これから実戦が入ってくるのでアピールしていきたい。対打者で結果を残したい」とより実戦を想定した投球を心掛ける考えを示した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により12日、8月に開催予定だった全日本大学野球選手権大会が史上初の中止となった。右腕は昨年、明大のエース兼主将としてチームをけん引。38年ぶり6度目の優勝に貢献した。「あの場所で結果を残すことで注目される大きな大会だと思うので、残念という気持ちはあります」と率直な心境を吐露。連覇の夢が途絶え、悔しさをにじませている現4年生のエース入江(作新学院)に連絡を取るなどして後輩たちを励ましたという。

 相次ぎスポーツ大会が中止に追い込まれ、夏の甲子園大会も危ぶまれている。その中でもプロ野球は何とかして開幕への糸口を探っている。「プロ野球が始まれば、また変わってくるとは思う」と前を向いた。

 新人にとって全てが初めての経験。6月中旬から下旬での開幕となれば、いきなり夏場での登板となる。「暑いですし、ナイターもやったことはないので」と不安を口にするも「経験して分かっていければ」と積極的に吸収する構えを見せる。

 オープン戦で結果を残し、開幕ローテ入りを自らの手でつかんだ。しかし、気を緩めることはなく、「(新人という)立場なので。持てる力をできる限り出していきたい」と全力投球を口にした。

 この日は笑顔を見せながらキャッチボールやダッシュなどで汗を流した。今後はブルペンに入る頻度も増やしていく予定だ。飛躍を期待される背番号18は来るプロ初登板に向けてフルパワー全開といく。

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