広島5月中に紅白2試合予定 田中広「一歩進んだな」ユニ着用で3勤1休に

 広島の選手会長・田中広輔内野手(30)が17日、最短6月19日の開幕に照準を合わせ、選手間で積極的なコミュニケーションを図ることで臨戦態勢を整えていく考えを示した。チームは広島県の緊急事態宣言解除に伴い、この日から3勤1休制となった。チーム一丸で実戦に向けて準備を進めていく。

 冷静な表情で言葉を紡いだ。午前組でノックやフリー打撃、ロングティーなどを行った田中広は「一歩進んだなという感じ。まだ一緒に練習はしていないが、みんないい顔をしていた」と話した。

 広島は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月8日から午前と午後の2班に分けた時差分離練習を開始。19日以降はさらに警戒を強め、3勤1休から1勤1休に変更。野手と投手の接触を避け、4班体制に細分化するなど感染防止に努めた。

 しかし、広島県の緊急事態宣言が解除されたことを受け、この日から午前と午後組の2班に分けた時差分離練習となり、3勤1休制が再スタートした。

 11日の12球団代表者会議で、最短6月19日の開幕を目指すことが確認された。「そこに向けてしっかりとやっていきたい。みんなで調整していければ」と開幕から一丸となって戦える団結力を求めた。

 未曾有の事態で全てが初めての経験。チームをより良い方向へ向かわせるため、強いリーダーシップが求められる。「全てが初めてでイレギュラーなことばかり。その場その場で何がいいのかをみんなで考え、理解しながらやっていきたい」と、選手間で積極的なコミュニケーションを図っていく考えを示した。

 この日は球団の方針で、全員がユニホームを着用した。佐々岡監督は「自主トレの感覚ではなく、徐々に気持ち的にやるぞということで」と説明した。紅白戦を29、30、31日の中で2試合組む予定で、指揮官は投手全員がフリー打撃等で打者相手に投球することを明言した。

 「打者も1カ月近く実際の投手の球を打ってない。守備もサインプレーがあるので。(ミーティングでは)実戦でしっかりと集中して一日一日を大事にしていこうと話した」と佐々岡監督。選手とコーチ陣が一致団結して、開幕に向けてギアを上げていく。

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