広島ドラ1森下、延期も泰然自若 全体練習再開!開幕不透明も「不安ない」

 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が2日、マツダスタジアムでの全体練習に参加した。開幕の再延期が濃厚となり、選手の調整が困難を極める状況下でも、ゴールデンルーキーは泰然自若。不安を抱くことなく、開幕へ備えていく考えだ。

 暗雲立ちこめる状況下でも、右腕の瞳の奥には熱気が宿っていた。1日の休養日を挟み、この日から全体練習が再開された。森下は時折笑顔も見せながら、キャッチボールやランニングなどで約2時間汗を流した。「できることをやっていくだけ。準備して取り組んでいきたい」と口元を引き締めた。

 ここまで順調に調整を進めてきた。春季キャンプで存在感を示すと、勢いそのままにオープン戦でも好投。150キロ超の直球を軸にカーブなどの変化球を巧みに操った。首脳陣の前で結果を残し、自らの手で開幕ローテ入りをたぐり寄せた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、開幕が延期に。デビュー戦となるはずだった3月22日・中日戦(マツダ)は練習試合に変わり、6回8安打2失点と上々の内容だった。開幕延期には「仕方がないこと。どうしようもないことなので」と受け止めつつ「1年目ですし、ちゃんと開幕してほしいところはある」と率直な思いも口にした。

 開幕日については3日に行われるNPBとJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議、12球団代表者会議で改めて話し合われるが、感染拡大が続いているだけに再延期は避けられそうにない。延期となれば、さらなる過密日程も予想される。ましてや長いペナントレースを戦い抜いた経験がない新人なら、戸惑いが生じるはずだが…。森下は前を向く。調整の難しさが懸念されるが「不安はない。気にせずにやっていくだけ」と泰然自若の姿勢を示した。

 取り組んでいるのはフォームの再確認だ。「立ち姿を意識している。体の軸に気をつけて、真っすぐのラインになるように。(着地させる左足を)かかとからいくイメージで」と修正に励んでいる。

 3日もブルペン入りする予定。開幕への時間を有効に使って、さらに研さんを積んでいく。

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