広島・田中広VS小園 遊撃争い一騎打ち!小園は右越え弾、田中広は攻守にキラリ

 「広島春季キャンプ」(5日、日南)

 広島の今季の遊撃手争いが幕を開けた。今キャンプ初めて行われたシート打撃で、田中広輔内野手(30)が攻守で存在感を示すと、挑戦者の立場の小園海斗内野手(19)は右越えソロを放った。定位置を巡ってバチバチと火花を散らす一騎打ち。注目が集まる。

 最初にスタンドを沸かせたのは田中広だった。三好の中前へ抜けそうな打球に対し、体を目いっぱい伸ばしてダイビングキャッチ。すぐさま起き上がると一塁へ送球した。軽快な動きと正確なスローイング。投手に安心感を与える守備で存在感を示した。

 「動けたと思います。実戦感覚?まだ、練習の段階。プレッシャーがかかった場面でやるのとは違う部分がある。ただ、久しぶりの実戦でいい反応はできました」

 バットでは3打数1安打。高橋樹から中前打を放った。キャンプ初日から全体練習に参加し、全メニューをこなす。昨年に手術を受けた右膝の影響を感じさせるプレーはなかった。

 遊撃手争いは田中広と小園の一騎打ちだ。挑戦者の小園も打撃でアピール。3ボールから塹江の直球を右越えにソロ本塁打をたたき込んだ。直前に高橋大の何でもない正面のゴロを失策しており「守備でミスをしていたので、取り返そうと思っていた」と若鯉。悔しさを力に変えた。

 高ヘッドコーチは「広輔(田中)の動きがすごくいいね。二人でいい競争をしてほしい」と目尻を下げた。6日の休日を挟み、7日から始まる第2クールでは、2試合の紅白戦が予定されている。一つのポジションを巡る争いは、始まったばかりだ。

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