床田 来季こそ巨人倒す!厳しい内角攻めで坂本勇、丸、岡本を封じる

 広島・床田寛樹投手(24)が24日、広島市内の本願寺広島別院で行われたトークショーに参加し、来季の“打倒巨人”を掲げた。今季チームに大きく貢献した左腕だが、巨人戦の対戦防御率3・74は対セ・リーグの中でワーストの数字。苦手意識を克服するべく、真っすぐを磨いて厳しいコースへ投げ込み、苦杯をなめた坂本勇、丸、岡本ら強力打線を封じる。

 床田の闘志はメラメラと燃えていた。今季リーグ4連覇を阻まれた巨人には、自身も勝たなければならないと決意を持つ。「今年優勝していますし、巨人に勝てれば自信がついて、もっと成長できるんじゃないかなと思う。逃げずにいきたい」と、思いを言葉に示した。

 今季7勝を挙げ、防御率2・96の数字を残した。巨人戦は4試合に先発し1勝1敗だったが、対戦防御率は対セ・リーグの中でワーストの3・74。「巨人が一番嫌だった。切れ目のない打線」と振り返る。特に10打席以上対戦した坂本勇、丸、岡本の2、3、4番には苦しめられた印象が左腕には残っている。

 坂本勇との対戦成績は10打数4安打で打率・400、2本塁打、3四球。丸には8打数2安打で・250ながら3四球を与えた。岡本には10打数3安打で・300だった。特に坂本勇には5月24日に1試合2本塁打を浴びており、「内角のスライダーと真ん中のツーシーム。(スライダーは)ちょっと甘かったみたいです」と色濃く記憶が残っている。

 それだけに、この経験を糧として来季は封じていく思いだ。内角を投げ切る重要性を再認識。「もう1個厳しくいけば詰まらせたりもできると思うので、ああいう一流打者には甘いところには投げない」と自らに言い聞かせるように話した。

 このオフ、ある言葉で来季へ向けての手応えをつかんだ。20日まで行われた湯布院リハビリキャンプ中での出来事だ。今季序盤150キロ前後を計測していた直球に対して丸が「打てんよ」と話していたことを、松山から伝え聞いたという。

 「あまり真っすぐに自信を持ってなかったので、すごくうれしかった。あれが最後の方まで投げられたら通用するんじゃないかなと」。今季終盤は疲労で球速が落ちたこともあった。万全な状態で腕を振り続けるためにも、この秋注力しているウエートトレを継続していく。

 この日のトークショーでは座右の銘に「準備」を挙げた。「僕はすぐ結果を求めてしまう。準備をしっかりすれば、おのずと結果がついてくるんじゃないかと思う」。己を磨き上げ、来季は天敵の前に仁王立ちする。

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