菊池涼 GG賞7年連続7度目 驚異の守備率・985で二塁手セ界最長&最多
プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」が31日に発表され、広島からは菊池涼介内野手(29)、鈴木誠也外野手(25)が受賞した。菊池涼は7年連続7度目の受賞。セの二塁手としては中日・荒木の6年連続を抜く最長記録となった。
言わずと知れた守備の名手が、またもや栄誉を手に入れた。菊池涼がプロ2年目から7年連続7度目のゴールデングラブ賞を獲得。「受賞することができ光栄ですし、うれしい気持ちです。これからも全力で頑張っていきます」と喜びを表現した。
今季は138試合に出場し、守備率・985。数々の好守でチームを救ってきた。7月20日の巨人戦では、四回2死二、三塁から亀井のゴロに猛チャージして捕球すると、一塁へグラブトスしてアウトにした。「すごいプレーを見せてくれた」と緒方前監督が絶賛したプレー。8月3日・阪神戦ではマルテの中前への打球をジャンピングキャッチするなど、3つの美技で観衆を沸かせた。
二塁手として7年連続受賞は中日・荒木の6年連続を抜いてリーグ最長。7度目の受賞も最多だ。今年1月の自主トレ公開の際には「足を動かしてというコンセプトでやっている」と軽快な守備練習を披露。地道な努力を積み上げ、記録に名を刻んだ。
この日は11月の「プレミア12」に臨む侍ジャパンの一員として、カナダとの強化試合に「2番・二塁」でスタメン出場し、五回に絶妙なバント安打を決めた。名実ともに日本を代表する二塁手が、今後も見る者を魅了していく。