塹江が中日・与田監督のリクエストで危険球退場に

8回、危険球で退場となり、ベンチへひきあげる広島・塹江敦哉=ナゴヤドーム(撮影・飯室逸平)
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 「中日10-4広島」(25日、ナゴヤドーム)

 広島の塹江敦哉投手が、中日・与田監督のリクエストによるリプレー検証の結果、危険球退場となった。

 八回1死一塁から京田に投じた初球がヘルメットのツバの部分をかすめるように当たった。頭部へのダメージはなかった様子で、京田も痛がることなく「死球」で一塁へ向かった。

 試合は1死一、二塁で進行されそうだったが、与田監督が頭部への死球の扱いをめぐり審判にリクエスト。リプレー検証を終えた審判からは「ただいまの投球を危険球として塹江投手を退場とします」のアナウンス。塹江の続投はなくなり、退場処分となった。代わって登板した中崎は試合を決定づける2点を奪われ4-10と点差が広がり、広島は敗れた。

 セ・リーグのアグリーメントには【投手の退場】として「投手の投球が打者の顔面、頭部、ヘルメット等に直接当たり、審判員がその投球を危険球と判断したとき、その投手は試合から除かれる。危険球とは打者の選手生命に影響を与える、と審判員が判断したものをいう」との記載がある。

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