モンティージャ“洗礼”KO 黒星デビューも…緒方監督「良い球投げていた」
「巨人8-5広島」(30日、東京ドーム)
広島のエマイリン・モンティージャ投手がプロの洗礼を浴びた。初先発初勝利を目指した東京ドームのマウンドは、2回1/3を7安打3失点(自責点2)。ホロ苦いデビュー戦に「緊張はしなかった。ただ、真っすぐがシュート回転してしまった」と悔しさをにじませた。
小園の失策などで1死満塁となった初回は、亀井に中前適時打。三回1死満塁では、ゲレーロに左中間フェンス直撃の2点適時二塁打。球速は150キロ超。それでも「体が開いた」ことで、球の出どころが見やすくなって痛打された。
ドミニカ共和国カープアカデミー出身。ウエスタンでは先発ローテの一角を担い、10試合で2勝3敗ながら、防御率は2・13と安定していた。10日に支配下登録され、先発に大抜てきされた。初黒星にも緒方監督は「初登板だからね。良い球は投げていた」と振り返った。
チェンジアップを球種に持つが、この日は使えるメドが立たず、変化球はスライダーのみだった。直球以外の球の精度を高めることも、今後1軍で活躍するための課題だ。
出場選手登録抹消を含め、今後について佐々岡投手コーチは「まだ決まっていない」と白紙を強調した。「良い経験ができた」と前を向いたドミニカン。この日出た課題を修正して、次の出番を待つ。




