床田7回1失点も5敗目 5・24以来白星なしも指揮官「ナイスピッチング」

 「阪神1-0広島」(7日、甲子園球場)

 快投も、広島・床田寛樹投手は1球を悔やんだ。4番・大山に許した左中間への適時二塁打。唯一の失点が、決勝点となった。「向こうもいい投手(高橋遥)だったので、点を与えてはいけない場面だった。チームが勝てなかったら意味がない」。5敗目を喫した左腕は7回5安打1失点ながら、反省が口を突いた。

 0-0の七回無死一塁だった。初球からバントを2球連続ファウルにさせ、その後フルカウントの場面。内寄りのツーシームを仕留められた。「僕が四球を嫌がって、甘くなった。あそこでボール球でもいい気持ちだったら良かった」。そう振り返るが、序盤からテンポのいい投球で最少失点に抑えた92球を責める者は誰もいない。

 前半戦自身最後の登板だった。5月24日の巨人戦以来6戦ぶりの白星とはならなかったが、3戦連続で6回以上を1失点以内と好結果を出している。緒方監督もこの日の左腕に「集中力を切らさず投げてくれた。ナイスピッチング、ナイス粘りでした」と高評価を与えた。

 「試合は作れているけど、接戦で抑えられるようにしたい」。床田はより高いレベルを自らに課した。開幕からローテを守り続ける24歳。後半戦、さらにたくましい姿を見せてくれるはずだ。

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