プロ初先発の広島・山口が六回まで無安打無得点も…七回２死から村上に初ヒット許す
「ヤクルト－広島」（３０日、神宮球場）
プロ初先発の広島・山口翔投手が六回まで無安打無失点。しかし快挙まで残りアウト７つに迫った七回２死から村上に左前打を許して、快挙はならなかった。
初回３点の援護をもらって先発マウンドに上がると、三者凡退に仕留める上々の滑り出し。三回は１死から中村を四球で歩かせ、初めての走者を許したものの、落ち着いて後続を打ち取った。
四回には山田哲、村上の３、４番から連続三振。五回にも坂口から毎回となる７つ目の三振を奪った。
後半に入った六回、毎回三振は途切れたものの、８番からのヤクルト打線を３人で料理した。
七回は２番・青木から始まる上位打線と３度目の対決。青木を右飛に打ち取ると、続く山田哲も一ゴロ。しかし、同じ熊本市出身の同期である４番の村上を詰まらせながらも、左前へ運ばれた。
初先発でノーヒットノーラン達成となれば、１９８７年の近藤真一（中日）以来、史上２人目の快挙は惜しくも逃した。
