まさか…名手菊池涼が1イニング2度の適時失策 ボロボロ一挙12失点

10回、ヤクルト・山田哲人の打球をはじくも懸命に本塁へ送球する広島・菊池涼介=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「広島3-15ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 広島が延長十回、ミスを連発。悪夢のような一挙12失点で、3連敗となった。

 負の連鎖を断ち切れない。同点の十回、無死一塁から荒木の一ゴロを松山が二塁へ悪送球。ピンチを広げると、1死満塁から山田哲が放った二ゴロを名手・菊池涼がファンブル。転がったボールを拾って懸命に本塁へ送球したが間に合わず、勝ち越し点を献上した。やや二遊間寄り、バウンドの合わせにくい弾んだゴロだったが、記録は菊池涼の失策となった。続くバレンティンに適時打を浴び、3-5に。2イニング目に突入していた中崎は、ここで降板となった。

 この後、代わった中田が雄平に2点適時打、西浦に適時二塁打を浴びて3-8。球場が沈黙に包まれた。

 さらに、1死二、三塁から菊池涼が大引の二ゴロを本塁へ悪送球。信じられないミスが続き、9点目を献上。中村に適時打、荒木に2点適時打で3-12となった。

 その後、2死満塁から田代が3点二塁打。十回のスコアボードに「12」が刻まれ、スタンドがどよめいた。

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