鈴木誠也、OP戦4号で14打点 カープの4番は開幕準備OK

 「オープン戦、ソフトバンク0-4広島」(22日、ヤフオクドーム)

 右方向へ力強く伸びていった打球がフェンスを越えると、小さくコブシを握った。五回2死一塁から広島の4番・鈴木誠也外野手(24)が4号2ラン。「高めに浮いてきた球をしっかり仕留められて良かった。追い込まれてからでも自分のスイングができた」。弾むような足取りでダイヤモンドを一周した。

 二回の第1打席は四球を選び、四回の第2打席はソフトバンクのエース・千賀から右中間を破る二塁打。右方向へ打球が飛んでいるのも状態が良い証拠だ。「特に右方向を意識しているわけではない。いい感じでバットが出ているのでコースなりに飛んでいる」とうなずいた。

 好調さは数字にも表れている。本塁打は日本ハム・大田の5本に次ぐ数字で、14打点は楽天・ブラッシュの13打点を抜いて12球団トップに躍り出た。「今季は打点王を目指したい」と公言している主砲にとって、大きな自信につながるのは間違いない。

 開幕が迫る中、3番をだれが打つかが打線の課題。西川、安部、田中広ら候補は多いものの、いずれも決め手を欠いている。だが、そんな懸念材料もその後でどっしりと構える4番のバットが吹き飛ばす。「内容と結果が伴ってきている。(オープン戦)残り2試合もしっかりやっていきたい」。主砲の言葉が頼もしい。

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