ドラ3・林、智弁和歌山・高嶋名誉監督に恩返し弾だ マツダに「呼びたい」

 広島のドラフト3位・林晃汰内野手(18)=智弁和歌山=が11日、同校前監督の高嶋仁名誉監督(72)の前で本塁打を打つことを誓った。1軍昇格時には恩師をマツダスタジアムに招待する意向。でっかいアーチを描いて恩返しする。

 緑が美しい天然芝、開放的なベンチに観客席が近いグラウンド。初めて足を踏み入れた本拠地に、林は興奮を隠せなかった。「ここでやってやるんだという気持ちになりました」。球場全体を見渡すと自らがプレーする姿をイメージした。

 「(1軍に上がったら)呼びたいです」。高校通算49本塁打を放つまでに成長できたのは、高嶋名誉監督の存在があったから。1年春から出場機会を与えられ経験を積んだ。練習では居残りで1時間の打撃指導を受けたこともある。ドラフト指名後は「しっかり練習しろよ」とエールを送られた。感謝の思いは尽きることがない。

 本塁打を放つためには木製バットへの適応力が不可欠になる。試合では金属を使用していたが、練習では春先からプロを見据えて木製を使ってきた。振り込んできた数の分だけ、手応えは感じ始めている。

 「持ち味は長打力。どの方向にもホームランが打てると思っている。自分の一打で球場の雰囲気が変わる選手になりたい」。大きな夢を抱いてグラウンドを後にした。

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