大瀬良フォーク改良 左打者封じへ空振り取る!プレート位置も変更

 「広島秋季キャンプ」(8日、日南)

 広島の秋季キャンプが宮崎県日南市の天福球場で行われ、大瀬良大地投手(26)がブルペンで投げ込みを行った。課題は苦手の左打者封じ。130球のうち40球以上がフォークで、空振りが取れる落差の大きなボールへの改良に取り組むと同時に、プレートを踏む位置も一塁側から三塁側へ変更。角度のついた球で左打者の内角を突くイメージを体に染み込ませた。

 手元を見て握りを確認してから投球動作に入る。右腕から投じられたボールは鋭く縦に変化し、ミットに吸い込まれた。ブルペンで投げ終えた大瀬良は手応えと課題を感じ取っている。

 「フォークで空振りが取れるようにしたい。握りを深くしたり、縫い目のかけ方を変えたりしている。悪いボールもあればいいボールもあった」

 今季もフォークを使っていたが、小さな変化でゴロを打たせるための球種だった。これをより大きな落差のあるボールへの改良に取り組んでいる。

 狙いは左打者対策だ。今季、右打者の被打率・222に対して左打者は被打率・292。阪神・福留やDeNA・筒香に1発ずつを浴びるなど、プロ入り以来の課題でもあり、「左打者に対して、横の変化に加えて縦の変化も入れて、これまでと違ったイメージを与えられるようにしたい」と説明する。

 プレートを踏む位置も「横からの角度をつけるため」に一塁側から三塁側へ変更。左打者の内角に食い込むクロスファイアーと、縦に落ちるフォークを組み合わせることで左打者を打ち取る考えだ。

 5年目の2018年へ向け「アピールしていき、来季も年間を通して投げられるようにしたい」。一回りも二回りも成長した姿を見せつける。

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