大瀬良KO…まさかウィーランドに被弾 4番離脱のカープ、投手陣も不安

 「DeNA7-6広島」(23日、横浜スタジアム)

 2夜連続のサヨナラの悪夢だ。ベンチから立ち上がった広島・大瀬良大地投手(26)が声を絞り出した。「状態はそんなに悪くなかった…」と言うと、こう続けた。

 「三回の先頭打者への四球から投手に本塁打を打たれた。反省するところです…」

 三回、先頭の梶谷に四球を与えて無死一塁。投手のウィーランドが打席に立った。カウント3-1からの5球目、甘いボールは右中間席に飛び込む2号2ランとなった。

 「真ん中に真っすぐが…もっと攻めていればよかった」。こう振り返っても、後の祭りだった。さらに2死一、二塁からロペスに適時打を左に運ばれた。五回には筒香に21号ソロを右翼席上段まで運ばれては、ベンチも諦めるしかなかった。

 前回8月16日の阪神戦では5回2/3を投げて2失点。藤浪から左肩に死球を受けるアクシデントはあったものの8勝目を挙げた。「前回は状態が突っ込んだ。(今回は)下半身主導のイメージでいきたい。1イニングでも長く投げて試合を作りたい」。反省と自信を持って臨んだマウンドだったが、思いもよらぬ結果に唇をかんだ。

 畝投手コーチは言った。「試合はすぐ来るのだから、切り替えてやるしかない」。大瀬良に求められているのは反省を次の糧にする強い決意だ。

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