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野村、今季初完投目前の九回大暗転…今村も連続被弾で悪夢のサヨナラ負け

 9回、筒香に2ランを打たれた野村(撮影・棚橋慶太)
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 「DeNA6-5広島」(22日、横浜スタジアム)

 3者連続本塁打で今季5度目のサヨナラ負け。今季初完投目前の広島・野村祐輔投手(28)が3点リードの九回に筒香に2ランを許し降板。代わった今村猛投手(26)もロペス、宮崎に連続ソロを被弾した。ただ、阪神が敗れ、優勝マジックは23に。まさかの敗戦にも切り替えて次戦に挑む。

 3点リードの九回にまさか、まさかの悲劇が待っていた。横浜スタジアムに異様な雰囲気が漂う中、宮崎の弾丸ライナーが、左翼席に突き刺さる。今季5度目のサヨナラ負け。ベンチの野村は表情を失い、マウンドの今村もぼう然と立ち尽くした。

 「打たれてしまいました。準備していました。僕の力不足です」

 試合後、守護神は言い訳をせず、現実を受け止めた。野村は厳しい表情で無言を貫き、最後に「今日はすみません」と声を絞り出すのが精いっぱいだった。

 8回まで98球の4安打2失点。畝投手コーチから「あの調子なら最後までいける」と全幅の信頼を受け、九回のマウンドに立った。しかし、先頭の柴田に右前打され、続く筒香に右翼席上段へ2ラン。今季初完投を目前にして無念の降板。守護神・今村もDeNA打線の勢いを止められず、ロペスに同点ソロを打たれ、宮崎に痛恨のサヨナラ弾を浴びた。悪夢の3者連続被弾に屈した。

 勝てば球団史上最速70勝到達の一戦。序盤から打線が効果的に得点を奪い、それに応えるように野村もスイスイ投げた。この日、野村の母校である広陵が夏の甲子園で準決勝を突破。自身が準優勝を飾った07年以来の決勝進出を決めた。後輩たちの快進撃に刺激を受け、先輩の意地を示していた。多彩な球種をコーナーにちりばめ、野村らしい投球を展開。誰もが勝利を信じていたが…。

 緒方監督は「(野村は)いいピッチングをしたと思うよ。(九回は)結果、こういう結果になってしまった。しっかり次に生かして采配を振っていきたい」と話し、こう続けた。「一戦一戦戦っていくだけ。残り試合も少ないし、また明日、切り替えていく」。ショッキングな敗戦にも悲壮感はない。険しい道のりも前を向いて、進んでいくだけだ。

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