タナキクコンビで3点を先制
「ヤクルト-広島」(23日、神宮球場)
4連敗中の広島が二回、「タナキク」コンビで3点を先制した。
0-0の二回だ。2死から、会沢、九里が連続四球で出塁。続く、1番・田中がオーレンドルフのチェンジアップを捉え、左中間を破った。「先制点が絶対に欲しかった。そういう場面で自分のバッティングができて良かった」。二塁から会沢が先制の本塁を駆け抜けると、一走・九里も好走塁。全力疾走し、捕手・中村のタッチよりも先に本塁へ滑り込んだ。
さらに2死三塁からは、菊池が相手の守備位置を的確に判断した打撃だ。「必死です」。三塁手・荒木の前にセーフティバントを決め、3点目を奪った。
19日のDeNA戦(マツダ)から始まった連敗。この試合前まで4試合でわずか4点だった。攻撃陣が浮上のきっかけをつかむ、3得点だ。