功労賞の黒田氏、後輩に最後の猛ゲキ「来年ダメなら次はないの気持ちで」

 「NPBアワーズ2016」(28日、グランドプリンスホテル新高輪)

 今季限りで現役を引退した元広島の黒田博樹氏(41)がコミッショナー特別表彰の功労賞を受賞した。

 壇上でスポットライトを浴びると、少し表情を緩めた。両手で勲章の盾を受け取った黒田氏。20年間の実績を称えられ、コミッショナー特別表彰の功労賞が贈られた。

 「本当にありがたい。一生懸命20年やってきたことが評価していただけたのならうれしいことですし、最後の最後で引退した年に賞をいただけるのはありがたいことだと思います」

 リーグ連覇、日本一を後輩たちに託す来季。レジェンド右腕が抜けた穴は簡単には埋まらない。だがそうは言っていられない。若鯉、出て来い-。黒田氏は猛ゲキで奮起を促した。

 「今年1年ダメだったから来年じゃなくて。来年ダメなら、次はないくらいの気持ちでやらないと。なかなか今までの流れを変えるのは難しい。少し自分の中で流れを変えるために、今まで以上にやらないといけない。それを考えてオフを過ごしてほしい」

 22日のバッテリー会でも自身の経験を踏まえ、これからチームを背負っていく選手たちに思いを伝えた。「僕は幸せなことに20年できましたけど。20年間はあっという間だった。現役生活というのはすぐに過ぎてしまう。1年、1年、大事にやってほしい」とエールを送った。

 この日が現役ラストイヤー最後の公の場となる。「20年間、たくさんの声援をいただいて、最後に優勝してユニホームを脱ぐことができる。本当に最高の野球人生でした」。応援し続けてくれたファンへ、感謝の言葉で締めくくった。

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