鈴木、高卒4年目で27本塁打 「天才」前田智徳に並んだ

3回、2ランを放ち大歓声の中、本塁へ向かう鈴木(撮影・吉澤敬太)
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 「広島-中日」(16日、マツダスタジアム)

 広島が相手の隙を逃さず一挙、6点を奪った。0-0の三回1死満塁。菊池の遊撃へのゴロで、併殺を狙った中日・阿部が捕球ミス。相手失策で先制点を奪うと、そこから一気にたたみかけた。なおも1死満塁から丸が右前2点適時打。ルナの左犠飛で加点し、とどめは鈴木だ。

 バルデスの内角球を振り抜き左翼席の看板にぶち当てた。27号2ランに「打ったのは直球。積極的に行けました。自分のスイングで捉えることができました」と汗をぬぐった。

 広島の選手で、高卒4年目で20号に到達したのは「鉄人」衣笠と「天才」前田、そして鈴木の3人しかいない。この一発で、前田の27本塁打に並んだ。「僕に無駄な打席は一つもないんです」と言い続ける22歳。今季、急成長を遂げた若鯉に慢心はない。

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