広島 10安打10得点、緒方監督「ウチらしいつなぐ攻撃」
「広島10-3阪神」(9日、マツダスタジアム)
広島が10安打10得点の猛攻で連勝を飾った。今季、すでにシーズン勝ち越しを決めている阪神戦は、これで14勝5敗。相性通りの結果となった。
三回、ここまで好投した岩貞を攻める。石原が左前打で出塁すると、続くジョンソンは「自分の判断で」バスターを決行。打球は左中間に飛び、無死二、三塁の好機を作った。田中の死球後、菊池の左前適時打で先制。以降は打者一巡、5得点の猛攻で、序盤から試合を有利に進めた。
緒方監督は「ジョンソンのバスターが非常に大きかった。無死二、三塁の形で上位につないでいけた。ウチらしいつなぐ攻撃で、しっかり得点できたのはよかったです」と絶賛。勢いに乗る打線は2点差に詰め寄られた七回、再び菊池の中前打から新井の左前適時、鈴木のチームトップタイ16号3ランで、ダメ押しの4点を奪った。
2桁得点は今季13度目で、2004年以来12年ぶり。記録の残る1960年以降で、シーズン最多は78年の17回となっている。





