ドラ1岡田シート初登板カーブもいいゾ
「広島春季キャンプ」(11日、日南)
広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=が11日、シート打撃に初登板した。6人と対戦して土生と菊池に安打を浴びたが、“スーパークイック”や最速145キロの直球に33キロ差のカーブを織り交ぜた緩急など、頭脳的な投球を披露した。
制球に苦しみながらも、直球とカーブを駆使して会沢を一ゴロに抑えた。そして6人目の安部にはゆっくりと左足を上げた投球で追い込むと、最後は1・1秒台のスーパークイックでタイミングを外し、三振に仕留めた。
「自分の思ったような軌道ではなかったが悪くはなかった。(安部には)タイミングを外すために早いクイックで投げました」
直球中心だった7日のフリー打撃とは異なる投球スタイルを見せ、打席に立った会沢も「変化球でストライクが取れるのはいい。コントロールも良くなって来ている」と評価した。
登板後、岡田は投球フォームに納得いかなかったためブルペンで修正。バランスを考えながら20球投じた。「その日のうちに修正しておきたかったのでブルペンに入りました」とさらりと語った。
14日のオリックスとの練習試合に登板予定。「抑えにいったら力が入りすぎた。今回のピッチングで力んだらどこが悪いのか分かった」。黄金右腕がいよいよ全開パワーを発揮する。