岡田&横山きんかん食べエクセレン投!

 広島の新人5選手がキャンプ休日の5日、宮崎県日南市の「金柑(きんかん)ハウス」できんかんの収穫を体験した。ドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=と同2位・横山弘樹投手(23)=NTT東日本=は、糖度18度超に完熟させた「たまたまエクセレント」と呼ばれる特産品を引き合いに、投球でも最上級の“エクセレント”を目指すと宣言した。

 キャンプ初の休日を満喫した。新人5選手が初めてきんかん狩りを体験。食べたのも初めてという岡田は「思ったよりも酸っぱかった。皮をむいて中を食べると思ってました」。クールなルーキーから笑みがこぼれた。

 宮崎県は全国7割のシェアを誇るきんかんの産地。単に生産量が多いというだけでなく、品質も最上級だ。収穫開始前には金柑ハウスの小坂三也さん(68)から「完熟してないといけない。糖度16度以上が完熟きんかん『たまたま』で18度以上が『たまたまエクセレント』です」と説明された。

 そんな特産品を味わったからには、ピッチングでも最上級を目指す。ドラ1の岡田が糖度を野球にたとえ「エクセレントな投球を目指して頑張りたい。まずは『たまたま』です」。プロ1年目の目標を16勝と掲げると、宮崎県出身のドラ2横山も負けていない。「『エクセレント』を目指します。活躍して地元で観光大使になりたい」とこちらは大きく18勝。2人とも先発かリリーフか役割すら決まっていないが、早くも火花を散らした。

 6日からの第2クールでは、打撃投手などより実戦に近い登板も予定されている。ビタミンやカルシウムが豊富で、疲労回復や免疫力アップに効果があるきんかんでリフレッシュした両右腕が、いよいよベールを脱ぐ。

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