リリーフ候補の本格派ジャクソン獲得

 広島は24日、新外国人選手としてパドレスに所属したジェイ・ジャクソン投手(28)の獲得を発表した。契約金7万5000ドル(約900万円)、年俸60万ドル(約7200万円)プラス出来高。背番号は58に決まった。最速155キロの直球が魅力の本格派右腕で、勝利の方程式の一員として期待されている。

 再整備が必要不可欠だった救援陣を、パワーピッチャーのジャクソンが救う。身長185センチから投げ下ろす最速155キロの直球に加え、縦に鋭く落ちるスライダーで空振り三振が奪えるのが武器の助っ人だ。

 今季はパドレス傘下3Aのエルパソで中継ぎとして48試合に登板。3勝3敗で防御率2・54の成績を残した。奪三振は70個と投球回の63回2/3を上回る。9月にはメジャーに初昇格し6試合で0勝0敗、防御率6・23だった。それでも28歳と若く、大きな可能性を秘めている。

 今季、6月から中継ぎに配置転換されフル回転した大瀬良が、来季は先発に復帰する。手薄になるリリーフ陣の補強は、今オフの懸案事項だった。ジャクソンについて「外角にきっちりと投げられるし安定感がある。八、九回にはまってくれたらうれしい」と球団幹部。勝利の方程式入りへの期待は高まるばかりだ。

 外国人選手はジョンソン、エルドレッドと再契約し、新たにプライディ、ヘーゲンズ、ルナを獲得した。春季キャンプは6人体制で迎えるが、状況次第で、大リーグ開幕直前にロースター漏れした選手なども踏まえ、7人目の助っ人獲得を検討していく。来季25年ぶりの悲願を達成するために、フロントが全力でバックアップする姿勢に変わりはない。

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