新井、黒田とVタッグ!メールに感激

 広島の新井貴浩内野手(38)が14日、来季こそ現役続行を決めた黒田博樹投手(40)とともに優勝へ導くことを誓った。この日は大阪市内で、来年1月18日放送のMBSのバラエティー番組「痛快!明石家電視台」(関西ローカル/月曜、午後11・53)の収録に、弟の阪神・新井良太内野手(32)と参加。エース前田のメジャー移籍は濃厚だが、黒田とともにチームを引っ張る。

 待ちに待った朗報が届いた。「来年もよろしく」。携帯電話に届いた一通のメール。送り主は黒田だった。「来年もやると聞いた時は、本当にすごくうれしかった」。新井は来季も同じユニホームで戦える喜びを、しみじみと感じていた。

 今季は黒田とともに、8年ぶりに古巣に復帰した。昨季阪神では代打が主だったが、移籍した広島では主軸としてチームを引っ張り、125試合に出場。規定打席到達者の中でチームトップの打率・275をマークした。黒田もローテの軸として11勝をマーク。悲願の優勝を果たせず、Aクラス入りを逃したが、ベテラン2人の存在は際立っていた。

 巻き返しを目指す来季。だが前田はポスティングシステムを利用してのメジャー移籍が濃厚だ。そしてシーズン直後は黒田も現役続行を迷っていた。2人の柱が抜けるのはチームにとっては痛い。それだけに黒田の残留は心からうれしかった。

 ただ黒田は来年2月で41歳。これから黒田と一緒にプレーできる1試合1試合が貴重になる。「黒田さんが現役としてユニホームを着てる時はもう少ししかないと思うんで、若い選手には吸収できることは全て吸収してもらいたい。全てが手本になる」。新井自身が感じたように、若鯉にもレジェンド右腕の一挙手一投足を見て、何かを感じてほしいと願っている。

 来季、新井は2000安打まであと29本に迫り、黒田も日米通算200勝まであと7勝。しかし新井は「(記録には)ピンと来ないですね。記録はあとから付いてくるもの。優勝したい。黒田さんも思いは同じ」と、個人よりもチームのために全てを注ぐ覚悟だ。

 新井と黒田は広島で優勝した経験はない。「もう一度体にムチを打って、いじめて1年間戦い抜く準備はしたい」と力強く言い切った新井。25年ぶりの優勝のためにはベテラン2人の力が必要だ。

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