黒田また右手出して打球直撃

4回、バルディリスの打球を右手に当てた黒田(撮影・開出牧)
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 「DeNA-広島」(29日、横浜)

 広島・黒田博樹投手が四回、またも自ら出した右手に打球を受けた。直後にマウンドを降りることはなかったが、五回途中に緊急降板した。

 1-0の四回、筒香の中前適時打で同点とされ、なお1死二塁。バルディリスが放った中前に抜けそうなライナーに対し、右手を出して止めようとし、打球が手首付近に直撃した。跳ね返った打球は左前に転がり、二走・筒香が生還。逆転を許した。

 畝投手コーチやトレーナーがマウンドに駆け寄るも、黒田は「大丈夫」と投球練習を経て続投。1死一塁から2者連続三振に抑えた。

 しかし、2-2の同点に追いついた五回、先頭の砂田を三ゴロに抑えたところで、ヒースと交代した。五回の投球練習中に違和感を覚え、先頭打者を完了させる交代条件を満たしてから、降板した可能性がある。

 黒田は午後8時半ごろ、トレーナーとともにタクシーに乗り込み、横浜市内の病院に向かった。

 黒田は8月18日・中日戦(ナゴヤドーム)でも、打球を止めようとして自ら右手を出し、直撃する場面があった。

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