黒田15日復帰登板へ熱投35球締め

 右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)周囲炎で出場選手登録を抹消されている広島・黒田博樹投手(40)が12日、マツダスタジアムで先発復帰する15日のDeNA戦(マツダ)に向け、ブルペンで登板前最後の投球練習を行った。

 変化球を織り交ぜた35球。「いつもと変わりません」。時折、笑顔を見せながら結んだ短い言葉が、順調な回復具合の表れだ。

 前回1日のヤクルト戦(神宮)から2週間ぶりの登板。1度だけ登板回避した形になるが「こういうことはあまりなかったので難しい部分があるかも」と不安を口にした。それでも「気持ちは切れていない。いつも通り覚悟を持ってマウンドに上がります」と力を込めた。

 黒田不在の中、緒方鯉は最下位を脱出した。「このままチームが勝っていければいい」。今度はその右腕で勝利を手繰り寄せる。

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