篠田「14」譲ってもローテは譲らん!

 広島・篠田純平投手(28)が10月31日、背番号変更にも「心機一転」と前を向いた。ドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=に「14」は奪われたが、ローテ入りは譲れない。来季7年目を迎える左腕は巻き返しへ意欲満々だ。

 篠田は背番号「14」のユニホームをまとい、廿日市市・大野練習場のブルペンに入った「感触を確かめる」と久々の投球。左腕から切れのいい速球が何度もミットを打った。ほぼ全力で約30球。“別れの儀式”を終えた。

 入団以来、6年間背負った「14」。“炎のストッパー”と呼ばれた故津田恒実さんを受け継いだことを誇りに思ってきた。山口県周南市に墓参りに訪れたこともある。

 だが、愛着ある番号は来季からドラフト1位新人・大瀬良が付けることが決定した。「2年間、仕事をしていない」と篠田も受け入れるしかない。新背番号は調整中ながら、「心機一転と考えたい」と前向きに捉えた。

 昨オフに左膝を手術した影響もあり、今季は1軍登板1試合に終わった。「毎年、新しい選手が入ってくる。大瀬良だけじゃない。ライバルはいっぱいいる。来年こそ仕事がしたい」。4本柱に次ぐ、5、6番目の先発の座に照準を合わせた。

 「環境を変えたい」と今オフの過ごし方も変える。梅津に頼み例年、ロッテ・渡辺俊、古谷、阪神・久保らと行う石垣島自主トレに同行する予定。「たくさん勉強する」と、他球団の選手から何かを吸収したい思いだ。「14」は譲っても来季のローテ入りは絶対に譲らない。

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