英明 1年生エースで春1勝だ!香川監督「2年越しのうれしさ」

 「選抜高校野球大会選考委員会」(26日、オーバルホール)

 第90回記念選抜高校野球(3月23日開幕、甲子園)の出場校選考会が26日、大阪市内で行われ、出場36校が決定した。3年ぶり2度目の出場が決まった英明(香川)は、1年生エース・黒河竜司投手を中心にセンバツ初勝利を狙う。昨秋の明治神宮大会を制した明徳義塾(高知)は、プロ注目右腕・市川悠太投手(2年)を擁し、優勝候補の一角として3年連続18度目の舞台に挑む。

 雪が舞う中で訪れた3年ぶりの“春”。英明ナインは引き締まった表情で吉報を受け取った。目指すは念願のセンバツ初勝利。05年の創部当初からチームを率いる香川智彦監督(60)は「昨年は補欠校だったので、2年越しのうれしさがある。甲子園では1つ勝つことに集中したい」と目標を掲げた。

 昨秋はノーシードから香川大会を制し、四国大会でも準優勝。快進撃を支えたのが1年生エース・黒河だ。身長180センチの本格派右腕の武器はフォーク。ソフトバンク・千賀に憧れ、その“お化けフォーク”を目標にキレと落差を磨いてきた。

 四国大会決勝では明徳義塾を八回まで無失点に抑えたが、1-0の九回に2点を失い逆転負け。あと一歩で四国制覇を逃す悔しさを経験したエースは「甲子園では闘争心を持って試合をしたい。目標はまず1勝」と力強く誓う。

 同校は2011年夏の甲子園で1勝を挙げているが、センバツは未勝利。前回初出場時の15年は1-4で大曲工(秋田)に敗れ、初戦で姿を消した。

 「厳しい冬を乗り越えたら春が来る。そのように厳しい練習を乗り越え、甲子園で花を咲かせたい」と香川監督。主将の千原凌平内野手(2年)は「相手は強いチームばかり。持っている以上の力を出せるように準備したい」と力を込めた。初白星への強い思いを胸に春の聖地に乗り込む。

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