勝利の方程式がまたも崩れた。ＤｅＮＡ１点リードの七回、１死満塁で登板した須田の押し出し四球で同点。そして八回、三上が４長短打を浴びて決勝の２点を失って、敗戦を喫した。

　アレックス・ラミレス監督は「ベストの人選で負けた。もう一歩、とリリーフ陣にお願いしたい」と奮起を促した。

　守護神・山崎康に不安があり、田中は３連敗中。この日は須田、三上で落とした。勝ちパターン４人衆が機能しない。９月はサヨナラ負けが１試合、逆転負けが３試合で４敗目。いずれも勝ちパターン継投で敗れた。

　須田は「ここにきて疲れなんて言ってられない。残り１１試合。ラストスパートをかけます」と４人の気持ちを代弁する。悲願のＣＳへ、狂った歯車をもう一度かみ合わせる。