作新学院・今井、圧巻の大学生斬り!最速151キロで2回5K

 「侍ジャパン壮行試合、大学日本代表5-0高校日本代表」(27日、QVCマリンフィールド)

 U-18アジア選手権(30日開幕・台湾)に出場する高校日本代表が大学日本代表と壮行試合を行い、今夏甲子園で優勝した作新学院のエース・今井達也投手(3年)が、2回無失点5奪三振と圧巻の投球を見せた。ドラフト1位候補の藤平尚真投手(3年)、寺島成輝投手(3年)もそろって1回無失点と、順調な仕上がりを披露した。試合は0-5で完封負けした。高校日本代表は、28日に台湾に出発する。

 モノが違った。甲子園V腕の快速球に、大学生トップクラスの打者がきりきり舞いした。「真っすぐで空振りを取れたのは収穫」。高校日本代表投手陣のトリを飾った今井が、手応えたっぷりにうなずいた。

 八回から登板すると、この日最速タイの151キロで奪った空振り三振を皮切りに、九回1死までの4者連続を含む5奪三振。「三振を取ることで、チームに勢いをつける投球をしていきたい」という理想通りだった。

 スカウト陣の評価もさらに上がった。「仕上がっている大学生にこれだけの投球ができる。“ビッグ4”じゃないですか」と巨人・堤GM。楽天・長島スカウト部長も「球質が素晴らしい。間違いなく(1位で)重複するのでは」と絶賛した。

 甲子園決勝から中2日で合流した24日に、約30球を投げ込んだのも「チームの刺激になれば」という自覚からだ。「日本一になった自分が、引っ張っていく存在にならなきゃいけない」と今井。日の丸を背負うエースとして、フル回転する覚悟はできている。

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