履正社・山口が5回1失点10奪三振 チームは5回コールド勝ちで5回戦へ

先発で5回を投げ、4安打10奪三振1失点の好投を見せた履正社・山口=舞洲(撮影・佐藤厚)
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 「高校野球大阪大会・4回戦、履正社11-1東大阪大柏原」(24日、舞洲ベースボールスタジアム)

 五回コールドで履正社が5回戦に進出した。先発したドラフト候補の最速145キロ左腕、山口裕次郎投手(3年)が5回4安打1失点。10奪三振の力投を見せた。打線は6番・若林将平外野手が満塁弾など3安打4打点、4番・安田尚憲内野手が先制打など3安打3打点と、2年生コンビを中心に11安打11得点を挙げた。

 ドラフト上位候補の寺島成輝投手(3年)に負けじと背番号10の左腕が光を放った。初回は1死二塁のピンチから2者連続三振。三回は3連打と犠飛で1点を許したが、球威のある速球を中心にその後も三振の山を築いた。

 「ストレートが一番よかった。インコースとアウトコースの両方に強い球が投げられた」と手応えを口にした山口。球速も「毎試合140キロくらいは(常時)出る。(調子が)上がってきているのかなと思う」と自身の成長を感じている。

 チームはここまで全試合でコールド勝ち。「投手陣の目標が無失点に抑えることだが、点を取られてしまった」と反省点も挙げたが、力で封じ込む投球にはネット裏のプロスカウトも熱視線を送っていた。

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