21世紀枠長田は第5日、海星研究する

 第88回選抜高校野球大会(20日から12日間、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が11日、大阪市内で行われた。21世紀枠で春夏通じて甲子園に初出場する長田は、第5日第3試合で海星と対戦する。最速140キロ右腕、園田涼輔投手(3年)は「(5日目まで)日があるのでよかった。まだどんなチームかわからないので」と胸をなで下ろした。

 この日は明石市内で市神港との練習試合に登板。6回5安打で1失点したが8三振無四球と安定感は見せた。それでも「体が動かなかった。このまま大会に臨んだら絶対ダメ」と反省しきりだった。

 強力打線に加え機動力もある海星。永井伸哉監督(44)は「おそらく今までやってきた中で一番打つチーム」と言う。「園田は打者を見ながら組み立てられる。今から分析していきたい」とエースとともに戦略を練る。

 園田も「コントロールが重要になってくると思う」と自身の武器が生命線になると考える。進学校のプロ注目エースは「うちが勝てるのは接戦しかない。映像を見ながらイメージをつくっていきたい」とまず頭で強力打線に迫る。

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