ヤクルト川端 首位打者“当確”
「広島4‐6ヤクルト」(3日、マツダスタジアム)
初の首位打者に“当確”ランプがともった。打率リーグトップのヤクルト・川端が5打数1安打で打率・337。4日・巨人戦(東京ドーム)の1試合を残して2位でチームメートの山田に8厘差をつけた。
劇的な優勝決定から一夜明けた広島戦は、ベスト布陣で臨んだ。抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げてきた川端と山田は、ともにスタメン出場。山田が4打数2安打で打率・329とした。
延長戦で勝利後、真中監督は「(川端)慎吾に決まりだな。(4日は)休ませようと思う」と話した。その場合、山田は巨人戦で7打数7安打以上でないと上回れず、川端の首位打者がほぼ確実となった。
この日の川端の1安打は初回1死での中前打。試合前まで今季16打数2安打と苦手にしていたジョンソンから放ち、「自分の中で最高の投手。CSでも対戦するかもしれないので、何かのきっかけになればいい」と、手応えを感じた。
これで今季195安打。4日も出場して5安打すれば200安打に到達するが、「頭にはない。無理だと分かってるんで」と興味は示さなかった。
1月の合同自主トレでは、首位打者を獲得した方が高級腕時計をもらえる賭けをした2人。川端がトリプルスリーの山田に先輩の貫禄を示す形となった。