ハム有原、粘投5勝目 自己最多126球

 「オリックス0-9日本ハム」(29日、ほっと)

 日本ハム・有原が自己最多126球を投じ、7回を6安打無失点。7月3日以来の久々の5勝目を手にした。「三者凡退は一回もなかったですけど、守備に助けられました。粘って投げることができました」と笑顔で振り返った。

 毎回走者を出しながらも踏ん張り、1人も本塁へかえさなかった。前回21日の楽天戦は9安打を浴び4敗目。得点圏で、コースを狙い過ぎた反省から「ギリギリを狙うのではなくて、思い切り腕を振ることを心がけた」という。四回1死三塁ではT-岡田を遊直。宮崎を直球で空振り三振に。プロ最速154キロをマークしたドラ1は、いずれも伸びのある直球でねじ伏せた。

 前回からセットポジションに戻し、この日はグラブの位置を胸の前に高くして投球。スムーズなフォームから力強さが戻った。

 無失点投球はプロ入り後初。新人王資格者ではソフトバンク二保に並ぶ最多タイの5勝目だ。「今日みたいに粘り強い投球をしたい」。貪欲に勝ち星を伸ばしていく。

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