「ＤｅＮＡ１－８阪神」（５日、横浜）

　投打で圧倒されてＤｅＮＡが連敗。借金は今季ワーストの４となった。打線は藤浪に８回１得点に抑え込まれ、大ベテランの三浦は６回で今季最多の５失点。中畑監督は「今日は本当に力負け」と唇をかんだ。

　制球力が生命線の三浦が５四球。５回まで２失点に抑えたが、１－２の六回に崩れた。２死から今成に右前打を許し、打率１割台の鶴岡と投手の藤浪にまさかの連続四球。満塁として、上本に致命的な左越え３点適時二塁打を許した。

　「今日は四球、それに尽きる。攻めにいったのが微妙に外れたりとか、自分の中で制球できていなかった」と反省しきりの三浦。指揮官は「３失点のシーンは今のウチを象徴している感じ。それを大輔（三浦）がやったことで、これ以上はないだろうと切り替えができるんじゃないか。若いのは気楽に力で行こうよ、若さで行こうよ、みたいな気持ちになってくれたらいい」とプラスに捉えた。

　今季最多借金４にも「しょうがない。現実だから。ここからはい上がれるかどうかだよ」と奮起を促した。下を向いてはいられない。