キヨシ、19歳砂田を「夢のある」大抜擢

 仙台入りした中畑監督は大久保監督との対戦を前に「先輩監督として勝ち越す」とキッパリ
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 大抜擢だ。DeNAの中畑清監督(61)は8日、14日・日本ハム戦(札幌ドーム)の先発に、育成出身の2年目左腕・砂田毅樹投手(19)の起用を明言した。移動先の仙台駅で「札幌の3つ目は砂田になるんじゃないかな。夢のある登板になるよ」と話した。

 砂田の出番は予想より早く訪れた。2軍で4勝4敗、防御率2・73という成績を残し、7日に支配下選手契約を交わし、その直後に先発枠が1つ空く幸運。しかも、故郷・札幌での試合だ。

 チームは昨季以来、先発左腕が未勝利。中畑監督は昨秋の奄美大島キャンプに抜てきするなど生え抜き左腕に期待を掛け、「投げっぷりがいい」、「崩れる要素が全くないタイプ。早く本当の実戦を体験させたい」と高評価していた。

 持ち球だった直球、カーブ、スクリューに加え、今季から習得したスライダーも武器に。楽天・松井裕、西武・森、DeNA・関根ら活躍の目立つ高卒2年目世代。「1軍で投げて、優勝に貢献したい」と誓う左腕が、故郷でプロの第一歩を記す。

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