DeNA井納 横浜で“リベンG”誓う
DeNAの井納翔一投手(29)が首位堅持へ打倒巨人宣言だ。7日、首位攻防戦第1ラウンド(8日・横浜)の先発に向けて横浜で調整。「去年はここで巨人が胴上げする姿を見せてしまった。いい形でリベンジしたい」と思いを口にした。
昨年9月26日。ホーム巨人戦。5回5失点の井納は敗戦投手となり、その試合で巨人の優勝が決まった。「忘れられない」という胴上げシーン。今季は2位巨人と1・5ゲーム差の首位で、リベンジマッチは迎え撃つ立場。「僕が最初に投げて、いい流れをつくりたい」。“宇宙人調”は影を潜め、真剣そのものに宣言した。
好調のチームは、これからが“未知との遭遇”。8日の巨人戦に勝って6連勝となれば、07年以来8年ぶり。貯金7も99年10月25日以来で16年ぶり。もちろん中畑政権初だ。
「先発が長いイニングを投げている。いい影響を受けて、みんなが粘れる投球になった。一人一人が変わっている」。相乗効果が生み出す好循環。愚直にいい波を引き継ぎ、つなげる思いだ。
暦の上では立夏を過ぎ、“春先の珍事”と言われる時期ではない。「いい状態でできている。その中でできる幸せがある。CSや優勝を味わえるように頑張りたい」。三浦を除く生え抜きは、優勝を知らない。“ミステリーゾーン”をクリアした先に、目標がある。